文禄・慶長の役で朝鮮に築いた城
日本の城の石垣の技術は百済から伝えられたと言われている。
戦国時代においては全国で城が築かれ、石垣の技術も大幅に向上した。
文禄・慶長の役において朝鮮に築かれた城は、戦国武将の経験によって大幅に向上した築城技術が用いられたので、
それまで長らく戦がなかった李氏朝鮮の城に比べて防御力が高く、実戦的であった。
朝鮮に築かれた仕置之城は和平が結ばれて慶長の役が終わるまで、明・朝鮮の攻撃を受けても一度も落城することはなかった。
佐賀県立名護屋城博物館 特別企画展「秀吉と文禄・慶長の役」展示図録 改変