幻の巨城 大正15年史跡指定 昭和30年特別史跡指定
名護屋城は、豊臣秀吉が文禄・慶長の役の際に、国内拠点として築いた城です。
わずか5カ月で築城され、当時の大坂城に次ぐ規模を誇った名護屋城。周辺には全国から参集した大名の陣屋が130以上も建てられ、
人口20万人を超える城下町が出現しました。国内でこれほどまでの名だたる武将が一同に会した城、陣跡はありません。
関ヶ原の戦いの後、寺沢広高が唐津城を築城した際に、その一部の遺材を使用したと言われています。
その後、一国一城令(1615年)を受けて、人為的に破却。幻想的な当時の破却の姿がそのまま残る「幻の巨城」をお楽しみください。
参考資料 佐賀県立名護屋城博物館提供 改変